おれはおまえのかーくんじゃない

はてなパーカー欲しい!と言う資格が僕にはなくなった、というお知らせをしておきたい。だって、あんなデザインのパーカーを着こなすミッションはインポッシブルなので。おしゃれすぎる。上から紺のブレザーを重ね着したらなおよしというか。最後に愛は勝ちます。だから絶対に送ってこないでください。いや、別に、そんなもんこしらえてる余裕があるなら他にもっとやることあるだろ…とか全然思ってませんから。やだなあ。勘繰らないでくださいよ。勘繰ってるひまがあるなら(以下ループ)というのはおいといて、最近ふと思ったのですが、家族やら古くからの友人の大半はいまだに、名前の一部をもじって「かーくん」と僕のことを呼びやがる。これ、今まではあまり気にならなかったのですが、最近妙に意識してしまうようになって、だいぶこっぱずかしくなってきてるのです。だからそろそろ別の呼びかたに、例えばオーソドックスに名前を呼び捨てにするだとか、各自切り替えていただきたい。でも「ハーイ!ちょっとえーえ?いや実はな、今日パーティ行かなあかんねんやんか。んでパーティ行くねんけど、お友達の家でパーティやねん。それでな、僕を呼ぶときのな、呼び方変えてもらいに来たんやけど何がええかなと思て。もう何でもええねんけど、まかすわ。頼むで、はよ決めてな。時間ないねんボケーッ!!!」などと自分から切り出すのもなんか変な気がするし、かといってそうでもしないと彼らボンクラは、いつまで経っても察してくれそうにありませんし、その点ではインターネットの知り合いのひとたちはみんなやさしいと思う。「前戯」とか、「食べられないほうの豚」とか、「右肩上がりな体脂肪率」とか、「給料大泥棒」とか、「ごくつぶしの中のごくつぶし」とか、「おい!そこの独身」とかいろいろ呼んでくれますから。おまえらのつむじの半径が3センチくらいになればと心の底から思っています(かしこ)。しかし「かーくん」のまま老いて、「かーくん」のままで人生の幕が閉じられるのだけは避けたい。「かーくん、穏やかな死に顔しとるな…」「んだな。ま、90歳まで生きたらかーくんも満足やろ」「かーくん、じきにみんなそっち行くから淋しがらんでもええんやで…」ってこんなのはあんまりにもあんまりです。死んでも死にきれません。諸星和己さんのように、いい年こいて「かーくん」と呼ばれ続けることへの覚悟がまだ足りてないから。でも僕だって、ローラースケートを履かなくても更新するたびにすべれるんだ!僕が一番うまくすべれるんだ!

星と呼ばれた少年

星と呼ばれた少年

  • 作者: ロディ・ドイル、実川元子
  • 出版社/メーカー: ソニーマガジンズ
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本