新社会人のみなさんへ

二兎を追う者は一兎をも得ず。要は欲張るなという意味の諺です。でもこれはすでになにかを得たひとに向けた諺であって、なにも得てないのであれば下手な鉄砲をがむしゃらに撃ち続けるしかないのだと、そう信じて僕は今日も撃つ。銃身は短いし、右に曲がってさえいても。そもそも人間は欲深い生き物なので、時には限りのない欲望が悲劇を生み出したりもする。身近なところでは二股とか不倫とかでしょうか。1本の棒が2つの穴を独り占めするとかありえない。間接的にではあるにせよ、僕のチャンスが摘み取られているような気がするのですが。まるでよそのチームからFAで同じポジションの選手を獲ってこられた時のプロ野球選手のような気持ち。うっそぴょん。でも悲しいかな、1つの穴が2本の棒を独り占めするのはありえるというかウェルカム。例えば一妻多夫制みたくそういう行為を許された世界であれば、生かせる生かせないは別として多少なりとも僕のIC(インサート・チャンス)は増えるはず。できることなら1番手でありたいけど、束の間の温もりでも、濱口優の次でも、何もないよりは全然いい。矛盾しまくってるけどそれでいい。ウンチとか食べちゃえ。何が合ってるとか間違ってるとか、そんなのはあってないようなもの。真実ってひとつじゃなくて、実はものすごく曖昧で自らの立場に拠るところが大きいのではないでしょうか。世の中には灰色のものは山ほどあって、それをそのままにしておいたほうが幸せだったりする時もあるんじゃないのかなあって。正常位にしてもそうですよ、まったく。正常だと言い張ってる意味がわからない。ぜひその根拠を教えてほしい。人間以外の哺乳類はだいたい後ろからぶすりと突いてるような印象だし、少なくとも正常位でエンジョイしているキリンは見たことない。実は単なる48分の1だろ、おまえ。それなのに選ばれしものみたいな顔しやがって。アホか。僕は一度たりともおまえを正常位だなんて認めたりはしていない。今までも、そしてこれからも。フェイバリット体位を正常位とするなら僕の正常位は騎乗位ですよ。だからあなたにとっての正常位と他の誰かのそれが必ずしも同じである必要などないし、正常位にはじまり正常位に終わってばっかりのエッチなDVDはもう飽きました。

やるだけやったら、それでいい。 愛と勇気のリーダー語録

やるだけやったら、それでいい。 愛と勇気のリーダー語録

  • 作者: 星野仙一
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/03/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)