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赤鼻のトナカイみたいな感じで

ここに来ている人達は今日が何の日なのか知ってるのか。クリスマスですよクーリースーマースー。神様に祈りを捧げろとか世の中の役に立つようなことをしろとは言わないまでも、デートをするなり家族サービスをするなり、他にも有益な選択肢はアホほどある。ラブホテルの「満」という文字は満たされるという意味で、「空」という文字は空しいという意味ですよ、たぶん。だから今すぐパチスロ打つのをやめてこの店を出ようよ。その台も、ほらその台も、ぜんぶ設定1に決まってるじゃないか。パチンコ屋に現金をプレゼントしたりしてサンタクロース気取りもそのへんにしといたほうがいいですよ。ん?僕?いや、僕は違う。違んだってば。うん、まあ、僕は恋人を待ってるの。今日は忙しいからちょっと遅れるかもって、ごめんねってメールがきたから時間潰ししてるだけなの。(携帯電話をちらっと見ながら)というか遅いな…。もうそろそろのはずなんだけど。ずっと行きたいって言ってたあの店、せっかく予約してあげたのに。早くしないと間に合わなくなっちゃうよ。(再び携帯電話をちらっと見ながら)でもこっちから電話するのもなんか気が引けるっていうか。まだ仕事中だったら申し訳ないしはてさてどうしようかしら…。


そんな表情を必死で作りつつ、というか自分自身も騙しつつ、仕事帰りにパチスロを打ちました。3万円ほどもっていかれました。背後で明らかにこのあと一戦交えるであろうカップルが、べったりしながらちんたら打ってる姿が視界に入ったところで我に返りました。でも今朝は、課長の頭をじっと見ていたらルミナリエに見えなくもなかったので、それなりに充実したクリスマスではありました。だから歌を作りました。


ちっちゃなアソコのー 田中さんはー
いつもみんなのー 笑いものー
でもその年のー クリスマスの日ー
サンタのおじさんはー 言いましたー
「もうそんなちっさいやつ、切ってもうたらええねん!どうせいらんやろ!」

いちばんちいさいトナカイ

いちばんちいさいトナカイ

  • 作者: マイケル・フォアマン、せなあいこ
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日:
  • メディア: 大型本