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まさみについて

「家賃管理システム」という言葉を目にするたびに大げさなやつめ…暗算しろよ…と僕は言いたくなる。でも言えないので、レンタルビデオ店に行きました。「容疑者 室井滋」は借りずに、「タッチ」を借りました。背番号のないエースじゃないほうの、実写のやつ。内容は、まあ、ちょっと、ちょっと、ちょっとだったのですけど、それどころではありません。長澤まさみさん演じる浅倉南さんが雨の中で泣き崩れる場面がもう、ひどくて。こんなのは僕のまさみではないとうなだれました。田中ランキングの3位も入れ替わり、上から順に、小倉優子さん、宮崎あおいさん、榮倉奈々さんになりました。それにしてもある意味、中盤におけるもっとも重要な場面を、かわいらしいまさみを必要以上に水浸しにしたあげくにブサイクな顔で泣かせて台無しにしてしまうとは、犬童一心さんは何を考えていらっしゃるのか。ろくに仕事もせずに憤慨しました。すると同僚のジェイムスが日本人離れした発言で、僕をなぐさめてくれました。いや日本人ではないので当然だろうと思われたかもしれませんが、ジェイムスというのは仮名で、本名は石田です。でその石田くん曰く、泣き顔というのはたいていの場合、変な顔であり、自分が大切に想っているひとでさえ、それは例外ではないのだと。だから、そんな顔を見たくないから、大切なひとを悲しい目に遭わさないように、泣かさないようにするんじゃないのと。だったら逆に、大切なひとの前では思い切り変な顔で泣き喚いていいんじゃないのと。つまり「もう二度とキミに、悲しい思いをさせたくないんだ!」と口では言いつつ、心の中では「おまえのその気持ち悪い顔、もう見たくないねん!だからがんばるよ!」ということらしく、なるほどそうか、と思いました。石田くん、ありがとう。あなたのおかげで、あえてあんな表情をまさみに要求した犬童さんの意図がようやく理解できました。気持ちの悪い顔の南さんを見るのをなんとしてでも避けるべく、達也さんは甲子園に連れて行くことを決心したのですね。だったら、和也さんがトラックにどーん!されてからの展開がかなり雑に感じる点とか、終盤は普通に熱血スポ根チックになってたりしてあだち充テイストを損ないすぎている点とか、若槻千夏さん演じるソノコさんがストーリーにびたいち絡んでこない点やらその他諸々についても、気づいていないだけでなにがしかの意味があるのかもしれません。でも須見工の新田明男さん(打率7割5分)(強打者すぎる)役のひとがスポーツ刈りだったのはちょっと許しがたかった。そこはゆずれません。どうせなら京本政樹さんにお願いすればよかったのに。襟足のへんが似てるし、頼んでもないのに流し目とかしてくれるだろうし。

いいタッチわるいタッチ

いいタッチわるいタッチ

  • 作者:安藤由紀
  • 出版社/メーカー:岩崎書店
  • 発売日:2001/05
  • メディア:大型本

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